安倍晋三と山本太郎はよく似ている? 2人が影響されたある経済学者とは〈dot.〉(AERA dot.)
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注目のコメント
朝日新聞の記者の方にお願いしたいのは、こういうプロパガンダを行わないようにして欲しいという事だ。
私が批判したいのは、安倍氏と山本氏が似ているという記述についてではない。
>>そのキーワードは「反緊縮」である。<<
という事実に基づかない根拠を元に記事を構成している部分だ。
>>2本目の矢は「機動的な財政出動」<<
これは2013年までの表記であって、2013年10月移行は「機動的な財政政策」に変わっている。即ち、これ以降、激しい緊縮財政へとシフトする。
2回に渡る消費増税をはじめ、地方交付税交付金の削減で地方を疲弊させ、公共事業を削減しまくり、プライマリーバランス黒字化に向けて容赦なく財政赤字を改善・・
これを「緊縮財政」と言います。
安倍政権は2014年度以降、一貫して緊縮財政です。
>>政府はこの「金融緩和」によって得たお金を、「国土強靱化」のための公共事業など、2本目の矢「機動的な財政出動」につぎ込んでいる。<<
この記者は「金融緩和」の意味を理解していないのが痛い。
主に銀行から国債を買い取り、日銀当座預金の残高を増やすオペレーションが「金融緩和」。
で、これで得たお金を公共事業につぎ込んでいるだって!!???
へー、日銀当座預金って公共事業費に使えるんだ?すげーな。
>>海外の保守派や右派は、政府ができるだけ民間の経済活動に介入しない「小さな政府」<<
「保守」の意味が解って無いのも痛い。
例えば、アメリカは伝統的にネイティブ・アメリカンの文化を破壊し、新しい社会を創造するという価値観が歴史的な根底にある。
だから、アメリカの保守は、改革や破壊を促進する「小さな政府」が志向される。日本もそういう伝統の国家だったと?
>>とはいえ、やっていることの土台は、MMTとほとんど変わりがない。<<
いや、どう考えても安倍政権の経済政策はMMTに基づいていないだろ。基づいていたら消費増税をするはずが120%ない。
まずは、もっと基本的な用語を勉強してから記事や本を書いて欲しい。
書いている事が、何となく感でしかない。
追記:
「プライマリーバランスが赤字なのだから、緊縮財政ではないではないか!」について。資本主義社会の基本仕様は「財政赤字」で、赤字幅が適切なら緩やかなインフレ、赤字幅が小さければデフレ。今はデフレ。