[25日 ロイター] - ウォルト・ディズニー<DIS.N>は25日、ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)が退任し、テーマパーク部門の代表、ボブ・チャペック氏が後任になると発表した。

アイガー氏は2005年にディズニーのCEOに就任した。06年にアニメ製作のピクサー、09年にマーベル、12年に「スター・ウォーズ」で知られるルーカスフィルムと、映画スタジオを相次いで買収し、ディズニーブランドを確立した。また、21世紀フォックスの映画部門の買収も成し遂げた。

昨年11月には「ディズニー+(プラス)」で動画配信サービスに本格参入。利用者の数は予想を上回る数に達し、好調なスタートを切った。

チャペック氏は直近ではテーマパーク部門の会長を務めている。テーマパーク部門は社内主要部門の一つ。中国本土で同社初のテーマパークをオープンさせるなど、大きな役割を担ってきた。ディズニーには1993年に入社した。

アイガー氏は21年末に契約が切れるまで取締役会長として同社にとどまる。