[24日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] は24日、画面を折り畳めるスマートフォンの新機種「Mate Xs」を発表した。

同社は約1年前に初の折り畳みスマホを発表。広げた時の画面の大きさは8インチで、デザインを改良後、昨年11月に中国で販売を開始した。

今回発表したのはそれに続く機種で、画面の大きさは前機種と同じ。

同社幹部、リチャード・ユー氏は、競合の韓国サムスン電子<005930.KS>の折り畳みスマホ「ギャラクシーフォールド」よりもダウンロードのスピードが速く、バッテリー寿命も長いとアピールした。

価格はプレミアムモデルが2499ユーロ(2710ドル)。来月から各国で販売する予定。

当初は今週バルセロナで開催予定だった世界最大のモバイル関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス」にあわせて新製品発表会を開く計画だったが、新型肺炎の感染拡大を受けて同見本市が中止になったため、ウェブ配信を通じた発表会を行った。

スマホ出荷台数で世界首位の韓国サムスン電子も折り畳みスマホに力を入れており、昨年の出荷台数はファーウェイをわずかに上回った。