「反日は幻想」:韓国の不買運動はなぜいつも失敗するのか=澤田克己(毎日新聞外信部長) | 週刊エコノミスト Online
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2019年の日韓関係は戦後最悪とも形容されるほど、大荒れに荒れました。
韓国の1人あたりGDPは約3万ドル、一方の日本は約4万ドルと、国力が接近してきた結果、日韓両国の関係がこれまでのような「上から目線」では立ちゆかなくなったのだと思います。
一方で日本では若者を中心に「第3次韓流ブーム」が巻き起こる一方、特定の年代は「嫌韓」の傾向が高いということも調査結果から明らかになっています。
しかし、相変わらず書店では「嫌韓本」がうずたかく積まれており、冷静かつ「科学的」な言論が不在であることが容易に想像されます。
そういう非学術的な感情ベースの議論がまったく有効ではないことは、新型コロナウイルス問題で明らかになっています。
本書では「韓国べったり」と「嫌韓」の中間に位置することを目指し、できるかぎり冷静に現状を分析。
その結果、「われわれ日本人は韓国の現状を知らない」という事実が浮かび上がってきたのです。次の文章は実は「すべて」間違いです。
「慰安婦少女像 はソウルの日本大使館前に建てられている」
「韓国では日本の歌やドラマを放送できない」
「韓国では慰安婦問題に強い関心がある」
「反日」でも「嫌韓」でもない、未来志向の日韓関係のため、ぜひ『反日韓国という幻想』(澤田克己著、毎日新聞出版刊)を読んでいただければ幸いです。