[東京 21日 ロイター] - サマンサタバサジャパンリミテッド<7829.T>は21日、特別損失の計上などにより、2020年2月期連結業績予想を修正し、これまで黒字を見込んでいた最終損益が4期連続の赤字になる見通しだと発表した。

来期以降の収益改善のため、棚卸し資産の減損処理などで特別損失6億1800万円を計上する。売り上げも、消費増税後の消費マインド低下や天候不順のほか、新型コロナウイルスの感染拡大で中国の工場・物流に遅延が発生、日本国内でインバウンド需要の落ち込みも響く。

最終損益は従来、1億1800万円の黒字予想だったが、一転、19億1700万円の赤字に見直した。営業、経常損益もそれぞれ赤字に修正した。これに伴い、10円の配当予想も無配に修正した。

(内田慎一)