【保存版】540社のCEO前職調査で判明「新・人材輩出企業」
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調べました、スタートアップのCEO、540人分の「前職」を。
今週の特集5話目は、これまでの記事とは少し毛色を変えた調査をして、ランキングを作成しています。
テーマは「新・人材輩出企業」。古くは野村證券や日本IBM、外資系金融、リクルートなどが有名でしたが、マーク・アンドリーセンが言う「Software is eating the world.」が進む今、その顔ぶれに変化はないのか? 次世代の起業家・CEOを輩出する企業はどこなのか? そんな筆者の疑問を解消するために作った記事です。
やり方は、まず、ユーザベースグループのスタートアップ情報データベースINITIAL(イニシャル)の協力を得て、シリーズB以上に成長しているスタートアップを抽出。そこで挙がった企業の数が、冒頭に書いた540社です。
その後はすべて手作業で、CEOの前職を調べる日々。通常の記事づくりよりも数倍の根気がいる作業でしたが、その甲斐あって、思わぬ発見と、「やはりそうなのか!」と再認識する結果が得られました。
加えて、この新・人材輩出企業ランキングをお見せしながら、CxO人材の育成を手掛けるエッグフォワード徳谷智史さんに傾向分析もしていただきました。「CEOを生み出す環境」には、どんな共通項があるのか。起業を志望している方々は、ぜひチェックしてみてください。
(それ以外の方々も、「どこが上位なの?」「えっ、1位はこれなの?」という知的好奇心をくすぐる内容になっているかと思いますので、見てみてください!)
※2/28 11:30 追記:コメントでプロピッカー @蛯原健 さんにご指摘いただいた「抽出したスタートアップの定義」を、調査概要に追記しました。蛯原さん、誠にありがとうございます起業することもCEOになることも、ゴールではないですが、結局、人間は、「環境に染まる生き物」。パターンは、あれども、
起業をしたいなら、起業に近い経験、人との接点をどれだけ増やせるか
というのが、実証されているということだと感じます。
翻って、キャリア選択の上では、『業界』ではなく、少なくとも『個社』、もっというと、『誰と何をするか』を踏まえて選択することの重要性がこうした傾向にも出ていると見ると、非常に興味深いです。面白い調査だが、タイトルに違和感。もともとマッキンゼーにさほど起業家輩出企業のイメージが無いのは私だけ?戦略コンサルは自分がリスク取ってトップ張るというより、ポテンシャルある起業家の参謀として貢献したい(いっちょかみしたい?)という思考の人の方が多いイメージ。
学生企業一位は意外だったけど、リクルートと楽天のツートップは予想通り。「シリーズB以上のスタートアップ」の詳しい定義にもよるけど、別にスケールを思考してない企業(誰もがスケールしないといけない理由は全く無い)や、既にスタートアップの域を超えた企業を含めると、リクルートがダントツなのでは。