【3分まとめ】世界最大の企業・ウォルマートの最新決算をつかむ

2020/2/20
アマゾンやアリババのようなEコマース(電子商取引)企業や、自社ブランドのネット販売に特化した「D2C(Direct-to-Consumer)」企業が台頭する中で、リアル店舗を多く抱える従来型の小売企業の状況は厳しい。
アメリカでは、おもちゃ店のトイザらス、百貨店のシアーズやバーニーズ・ニューヨークといった大手小売企業が経営破綻し、今月も百貨店のメイシーズ(Macy's)が125店舗の閉鎖を発表した。
こうした逆境を、小売業界の世界最大手・ウォルマートはどう乗り切っていくのか。
アマゾンウォルマートの牙城である生鮮食品分野への攻勢を強める中、ウォルマートはM&A(合併、買収)やリアル店舗の強みを生かした独自のEコマース戦略で対抗している。
経済ニュースを「数字」でつかみ、ビジネスパーソンの数字感覚を養う連載「The Numbers」。今回、最新決算からウォルマートの“戦況”を分析しよう。
Index
 ☑️2位に11兆円差で売上高世界一
 ☑️Eコマース企業を連続で買収
 ☑️外国で苦戦し営業利益6.3%減
 ☑️1年で株価19%上昇の「理由」

2位に11兆円差で売上高世界一