「パラサイト 半地下の家族」ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ、来日イベント決定!2月24日に舞台挨拶を開催 - MOVIE - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle
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3日前、映画「パラサイト 半地下の家族」を見た。二子玉川の映画館は平日の昼過ぎなのにほぼ満席。観客席から途中で笑いが漏れてきて、観客は映画に魅入っていた。アカデミー賞トロフィー4つを獲得したことについて、いろいろな見解があって、映画を制作した側の広報作戦が成功したとか、娯楽性と社会性の両方が備わっているとかの指摘は、その通りだろう。この映画が魅力的であるのは、登場人物の全てのセリフが本音で散りばめられていること。全部のセリフが重くて重くて疲れてしまう。半地下の家族の富裕層に対する反感、富裕層の「半地下層」に対する「上から目線」にはなるほどと納得してしまう。北朝鮮のアナウンサーの口調を真似る場面を見て、いまの南北関係への韓国人の本音を垣間見た。韓国の観客は「半地下層」の持って行き場所がないフラストレーションや、最後は人生の大逆転劇が実現しそうになるストーリーに拍手を送るのだろう。しかし、結局は「半地下層」は勝者にはなり得ない幕切れに共感を覚えているのではないか。
プラチナチケットと思いますが、行ける方は是非!
なお、この来日を「凱旋来日」と書いた読売新聞朝刊を見ましたが、「凱旋」というのは、韓国は日本ではないし違うかと。アジアの勝利、というお気持ちかもしれませんが。