[18日 ロイター] - 新型コロナウイルスの発生源となった中国湖北省は、感染患者の発見に向けより広範で強制的な措置を導入する方針。新華社が18日、同省の疫病管理当局の通達として報じた。

同省は1月20日以降に病院で診察を受け、発熱が認められた全ての市民を検査する。また、実店舗やオンラインの薬局でせき止めや解熱剤を購入した市民も対象にするという。

対象の市民は自身で健康観察を行うが、必要な場合には隔離措置や入院をさせる。

中国の保健当局者らによると、中国本土での新型コロナウイルスによる肺炎は、新たな感染者の数が1月30日以来初めて2000人を割り込んだ。しかし海外の専門家は、感染の封じ込めに成功したと判断するのは時期尚早とし、依然として慎重な姿勢を崩していない。