The end of shopping’s boundaries: Omnichannel personalization
McKinsey & Company
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これから小売業の大きな課題となるであろうオムニチャネル・パーソナライズについてのマッキンゼーの考察。課題の箇所にも書かれているとおり、オンラインとオフラインをつなげて総合的なパーソナライズ体験をつくるための一番の壁は、必要なテクノロジーが多岐に渡ること、それらを統合する仕組みの構築が必要なことにありそう。
おそらくAmazonがリアル店舗でやろうとしているのは、たとえば顔認証によってユーザーを識別し、ほしいものリストや過去の購買履歴から「ここにこの商品がありますよ」というアラートを出したり、入荷のお知らせから試着予約までをオンラインですませた上で店頭で自動受け取りできるといった仕組みづくりだと思うのですが、Amazonですらキャッシュレスと商品認識で手一杯な状況なので、実現まではまだ数年かかりそう。さらに既存の小売企業はオンラインとオフラインの在庫データを統合するところから四苦八苦している状況(この苦労は察してあまりありますが)。
とはいえ、パーソナライズはオンラインだけでは片手落ちなのは明白なので、ゆっくりではありますが統合された体験になっていくことは確実だと思います。
b8taのようなリアル店舗のデータ分析をするサービスも、結局その顧客がはじめて商品を知ったのか検討段階なのか、購入経験があるのか、といった履歴に紐づく顧客情報が重要であることは理解しているはずなので、EC系サービスのどこかと提携してパーソナライズのためのデータ活用のテスト運用とかやるんじゃないかなーと思っていますがはたして。