製造業の水平分業はもう古い?日本のモノづくりが勝ち残る設計のエンジニアリングチェーン
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よく分からない。
こうした業務の組織化方法の提言では、鍵となる重要概念を、カタカナを使わずに説明できれば、説得力がます。
エンジニアリングチェーン、デジタル技術、ダイナミック・ケイパビリティといった概念は何を意味しているのだろうか?
カタカナで表現されるものは、こなれていない借用概念のように聞こえ、自信のなさ、他者による権威付けの便法にみえる。
「設計力の底上げ」とはなんだろうか?
費用効率や速度、品質について言及していないが、それらを重要でないと考えているか、まだ検討途上の構想だからだろうか。設計部門の地位を高めることを目的にしては、本末転倒になるのでは?
そもそも『イノベーションのジレンマ』を引用すると、”新しい”と”古い”の対決は何も意味を持ちません。クリステンセンも「消費者の求めている性能水準が十分だったら、外注した方が良い、不十分であれば垂直統合した方が良い」と説明されています。
”性能軸”とマーケットの獲得状況における”時間軸”における消費者基準のマーケット獲得のために、経営としてどの型を選択するのか?という問題ではないでしょうか。
消費者が満足するレベルに対応するためには、垂直統合型であることが最適ですが、市場が拡大して生産に必要な製品や技術などの生産に特化した企業が出てきて、消費者が性能の差を認識できなくなれば、そもそも消費者の満足を追究するために最適な垂直統合型である必要はありません。なぜなら、生産を外部に委託する水平分業型にして、その分商品企画や研究開発などにリソースを集中するという選択肢が生まれてくるので。
実際問題、どうなんだろう?