[ワシントン 7日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は7日、2020年の国内総生産(GDP)伸び率が3%を下回るとの見通しを示した。航空機大手ボーイング<BA.N>の737MAXの運航停止などが理由。

FOXビジネス・ネットワークのインタビューで「われわれの予想はボーイングや他の要因のため引き下げられた。そうでなければ3%に達しただろうが、ボーイングは最大の輸出企業であり、米国の輸出に大きくな影響を及ぼす」と語った。

影響の程度については「50ベーシスポイント(bp)とみられる」とし、この水準を超えないとしても、その程度になるとの見方を示した。

また中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大に言及し、「ウイルスが世界経済と米経済にある程度の影響を与えることは疑いない」と指摘した。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は同日、米政権は新型コロナウイルスの感染拡大が米経済に大きな打撃をもたらすとは想定してないと述べた。

2019年の米経済成長率は2.3%と、トランプ政権の目標である3%を2年連続で下回り、3年ぶりの低水準を記録した。

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