Closer to critical resting-state neural dynamics in individuals with higher fluid intelligence

コメント

注目のコメント

• 大場 紀章

  エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

  ・2020年02月07日

  昔、記憶とスピングラスは似ている、つまりスピン系の統計力学の枠組みで説明できるという研究はありましたが、
  
  岩波講座 物理の世界 物理と情報〈1〉 スピングラスと連想記憶 https://www.amazon.co.jp/dp/4000111566/
  
  実際の脳のデータからその証拠を示したものはなかったように思います。
  
  研究では、138人の全脳のfMRIデータを2値化し、イジングモデルでボルツマンマシンフィッティングして、フェイズダイアグラムを作ったところ、脳の神経ネットワークそのものが常磁性相とスピングラス相の間の境界にあるということが示されたということのようです。
  
  これは、「カオスの縁」で最も計算効率が高まるという「臨界脳仮説」にも合致した結果になっています。
  
  さらに、IQや流動的知性との相関についても議論されています。