「中流からの脱落」に怯える“おっさん”とポピュリズムの深い関係
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白人ブルーカラー男性のルサンチマンとリバタリアンの奇妙な同盟関係についての話がわかりやすいです。それと、「ポピュリズムは老人の運動であり、いずれは消滅する」という点ですね。
戸田さんのご指摘の通り、図がちょっとですが、ただ内容は非常に良かったと思います、というか、まずは本を買って読みます。
この記事にも出てくるリバタリアンのピーターティール以外で重要なのは、元トランプ大統領のアドバイザー・スティーブバノンです。自分達の事をポピュリスト・ナショナリストと言ってますが、彼もハーバードMBA、元軍人、インベストメントバンカー、映画プロデューサーで、今はwar roomというラジオやってます。レーガンの大ファンで、同じ共和党でもブッシュ政権を批判しています。リベラルも含めて、基本、エスタブリッシュメントに対する批判です。
ピーターティールとスティーブバノンが、トランプ政権の思想のバックボーンかも知れません。ピーターティールは確かシュトラウス派で偽ポピュリストと言えるかも知れませんが、どちらかいうと、対中国・中央管理主義に対する危機感の持ち主です。独占が悪いというよりも、独占が中国に手を貸すこと事を批判しています。Googleが国家反逆的行為をしたと。その意味で、ピーターティールもまたナショナリストだと思います。
保守ポピュリストの思想は、その反対のリベラル・エスタブリッシュメント・グローバリストのそれと違いが明確になってきたと思いますが、権威ポピュリストのトランプ政権が実現して、マイノリティではなくなってきたかも知れません。
同時にリベラルも、社会主義的ポピュリストのバーニーサンダースの支持者のように、独自の道を進んでいます。失うものがない若者が熱狂的ファンになってます。サンダースを支持している反トランプで映画監督のマイケルムーアーは民主党エスタブリッシュメントの事を、Corporate Democratsと呼んだのが印象的でしたが、結構昔から使われていたみたいです。
どちらにしても、正確で分かりやすい思想の分類が必要だと思います。