[ニューヨーク 30日 ロイター] - 11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、ブルームバーグ前ニューヨーク市長が過去数週間に着々と支持率を伸ばし、ウォーレン上院議員を上回ったことが、30日公表のロイター/イプソスの世論調査で明らかになった。

調査は有権者登録をしている民主党員と無党派565人を対象に29─30日にオンラインで実施。来週のアイオワ州での党員集会を皮切りスタートする候補指名争いで、ブルームバーグ氏に投票するとの回答は12%となった。12月第1週目に実施された同様の調査では5%だった。それ以降、同氏の支持率はほぼ毎週上昇してきた。

過去2カ月のロイター/イプソス調査に関する分析によると、ブルームバーグ氏はベビーブーマー世代や高所得層、地方の住民、大学の学位を持たない民主党員らから幅広い支持を得ているようだ。

ただ同氏の支持率は、バイデン前副大統領(23%)とサンダース上院議員(18%)を依然として下回る。

ウォーレン上院議員の支持率は3ポイント低下して10%となった。同氏は多くの支持を得ているものの、自身が掲げる国民皆保険制度(メディケア・フォー・オール)の財源をどう賄うのか説明に苦慮している。

富豪のトム・ステイヤー氏、ニューヨークの実業家アンドリュー・ヤン氏、インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジ氏は支持率がいずれも4%だった。