[ブエノスアイレス 30日 ロイター] - アルゼンチン中央銀行は30日、政策金利を50%から48%に引き下げたと発表した。昨年12月以降で5度目の利下げとなる。

昨年12月に発足したフェルナンデス政権は景気浮揚を狙い利下げを進める方針を示してきた。

中銀は「後退傾向にある最近の景気状況に配慮し、景気回復につながる金利の道筋を明確にするため」利下げを決定したと表明した。

同国はリセッション(景気後退)に陥っており、インフレ率は年率50%を上回る水準で推移している。

政府は約1000億ドルに上る債務の再編を急いでおり、景気回復を果たして初めて債務返済が可能になるとの立場を示している。