[29日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>の高級車部門リンカーン・モーターは29日、新興電気自動車(EV)メーカー、リビアンと共同でEVを開発すると発表した。フォードはリビアンに出資している。

このEVはリビアンのスケートボードに似た特注のシャーシを利用して、フォードが115億ドル超を投じる電動化計画の一環として開発される。この計画にはこのほか乗用車「マスタング・マッハ」やピックアップトラック「F-150」のEVも含まれている。

リビアンは2009年の設立。昨年12月の投資ラウンドで13億ドルを調達し、米電子商取引大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は投資した企業の1社。アマゾンはリビアンに電動運搬車両10万台を発注している。車両はイリノイ州ノーマルで生産され、最初の納入は2021年の予定。

ロイターは昨年11月、22年半ばに発売予定の電動版リンカーンSUV(スポーツ用多目的車)は、リビアンのシャーシを利用した最初のフォード車になると報じていた。