[東京 21日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は21日の閣議後会見で、三菱電機<6503.T>が大規模なサイバー攻撃を受け、個人情報が外部に流出した可能性がある問題について「速やかに公表することを検討すべきだった」と述べた。

昨年6月28日に判明した三菱電機へのサイバー攻撃。経産省は1月10日に報告を受け、公表は20日に行われた。

梶山経産相は「どういう情報が流出したかは、確定しないと言えない部分もあるが、不正アクセスを受けたということ自体は早めに公表すべきだと思っている」と述べた。三菱電機から報告を受けた時点でも、早めに公表すべきとの考え方は伝えたという。

三菱電機からは、防衛装備品や電力関係などの機微情報は流出していないことは確認済みとの報告を受けた、と述べた。

(清水律子)