[ソウル/ベンガルール 20日 ロイター] - 韓国のフラットスクリーンメーカー、サムスン・ディスプレーは、5億ドルを投資してインドに工場を建設する。

サムスン・インディア・エレクトロニクス・プライベートが3日付で規制当局に提出した文書で明らかになったもので、親会社のサムスン電子<005930.KS>によるインドでのスマートフォン生産拡大に伴う計画という。

インド政府は「メイク・イン・インディア」政策を推進しており、ベトナムなど近隣ライバル諸国と国際企業のスマホ工場誘致でしのぎを削っている。

今回の計画で、サムスン電子はディスプレー部門に350億ルピー(4億9231万ドル)の融資を提供するとともに、ニューデリー近郊のノイドの土地の一部を9億2100万ルピーで譲渡する。

サムスン電子は、2018年にノイドでスマホ生産を開始。一方昨年には、国内企業との競争に直面したことから中国での生産を中止した。