第一生命、少額短期保険の子会社設立 大手生保初
日本経済新聞
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主要金融機能のうち「リスク移転(保険)」は利用者の資金需要タイミングが遠い将来であることが多く、期待資金果実が未確定の「資産運用」ほどではないにせよ、その利用検討時には専門家によるサポートの必要度が比較的高いと特徴があります。
そのため、資金需要タイミングが遠い将来である保険(例えば生命保険等)は非対面販売チャネルとの親和性が低く、ネット保険会社が登場してから10年以上が経つにも関わらず、主な保険販売チャネルは対面であるのが現状です。
一方、資金需要タイミングが比較的近い将来である少額短期保険の場合、顧客体験価値を「モノ」として利用することが可能であるため、インターネット等の非対面販売チャネルも一定程度の親和性を期待することができます。
少額短期保険はLTV(顧客生涯価値)が小さいという事業運営上の課題はあるものの、大手生命保険会社にとっては、新たな販売チャネル経由での収益分散等も期待でき、今後このような取組みが増えていくことを予想しています。