[上海 17日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は17日、資本市場の改革促進と金融リスク抑制に向け、2020年に株式の適切な需給バランス維持を図ると発表した。

CSRCはウェブサイトに公開した声明で、新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」の新規株式公開(IPO)に登録制を導入する計画を改めて示し、これがハイテク企業を中心とするIPO拡大につながると指摘。一方で、引き続き株式ファンドの立ち上げや長期資金の誘致などを推進することで、資金調達と投資資本のバランスを図るとした。

また、インフラベースの不動産上場投資信託(REIT)について試験的な計画を促進するほか、コモディティーや金融資産を原資産とする先物・オプション取引の供給拡大も目指すとした。