[14日 ロイター] - 米銀大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)<WFC.N>が14日発表した第4・四半期決算は、利益が前年同期比で55%減少した。2016年に発覚した営業慣行を巡る違法行為に関連し、法務費用がさらに15億ドル増加した。

普通株主帰属の純利益は25億5000万ドル(1株当たり0.60ドル)に縮小。前年同期は57億1000万ドル(同1.21ドル)だった。1株利益はリフィニティブのアナリスト予想である1.12ドルを下回った。

米連邦準備理事会(FRB)が昨年3回の利下げを実施したことを受け、純金利収入は11%減少した。

一方、金利低下を追い風に住宅ローン関連事業の収入は7億8300万ドルに増加。前年同期は4億6700万ドルだった。

エフィシェンシー・レシオ(非金利費用対売上高比率)は78.6%で、前年同期の63.6%から上昇した。

同社の株価は序盤の取引で約4%下落した。