[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局が13日発表した昨年11月の国内総生産(GDP)は前年比0.6%増と約7年ぶりの鈍い伸びになった。生産が大幅に減少した。

欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る政治的な不透明感が企業や消費者に影を落とした時期だった。

10月のGDPは当初の0.7%増から1.0%増に上方改定された。

11月は生産が0.3%減と4月以来の大幅縮小。ロイターのエコノミスト調査では横ばいとみられていた。

ただ、11月までの3カ月で見ると、GDPは0.1%増で、予想の0.1%減を上回った。9月と10月の生産が予想外に上方修正されたことを受けた。

11月の鉱工業生産は前月比1.2%、前年比で1.6%それぞれ減少した。

また、11月の貿易収支は52億5600万ポンドの赤字で、エコノミスト予想の117億万ポンドを下回った。