38歳A.T.カーニー新代表「関灘茂」の圧倒的努力
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大手コンサルティングファームA.T.カーニーの新代表が就任。
それ自体はとても素晴らしいことであり今後のご活躍に期待できること。
しかし「睡眠時間が入社以来3〜4時間ほど」と記載されているが、こういうことを堂々とメディアで拡散するべきではありません。
関灘さんの睡眠時間が短いことが良い悪いというつもりは一切ありません。
一番問題なのは、この記事を見た人や同じコンサルティング業界で働く人々が、コンサル業界で昇格するには短時間睡眠が当たり前と考えてしまうこと。そして結果的に他人に健康被害などがでること。睡眠は最適解が一人ひとり異なるので、社会が一人ひとりの違いを尊重することが最も大切なのです。
本文引用:
「氏の平均睡眠時間は、入社以来、3時間から4時間ほど。」
注目のコメント
この方は努力され優秀なようですが、本当に優れたコンサルタントは、世界の誰もが経験したことがない新しいことに取り組むため、皆同じような努力をしています。
また、コンサルタントと経営者は目指す方向が異なるので、コンサルタントとして優秀なことと、経営者として優秀なことは、必ずしも一致しないため、優秀なコンサルタントは経営者を目指さない場合もあります。
ATカーニーは、近年、他社から多くの引き抜きに遭っています。
このような思い切った登用をせざるを得ない背景もあると思います。
日本では、とかく最速で昇進したとか、最年少という言葉がもてはやされますが、何の意味があるのでしょう。
実力があることが素晴らしいのであって、若いから素晴らしい訳ではないですし、また、年を取っているから素晴らしくないこともないと思います。
これは年功序列の考え方が根底にあるからでしょう。
欧米は、年齢を気にすることなく、優れた人を受け入れる社会なのですから、日本も早くそうなって欲しいものです。コンサルって言葉の定義はすごく曖昧です。まず、一番浅いのは顧問の先生的な相談に乗って自分の知見を伝えるようなこと。士業の方のコンサルに多いタイプの業務です。
一方で、それとは対極にある一番深いものが、会社が問題認識すらしていないことをあぶり出し、打ち手を考えて自ら実行していく業務。コンサルファームが売りにしているような業務(できているかどうかは別問題)で、真のコンサル業務とは後者だと思います。
そう考えると、「Something newがない」という論評は最も堪えるコメントで、読んでいて自分ごとに背筋が伸びました。頑張らないと。