トランプ弾劾、米民主党は証人招致に固執 宙に浮く裁判日程
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忘れられていた弾劾追訴。まだ下院が上院に送っていない。ペロシ下院議長と上院の共和党の間で、証人召喚するか同意できていなかった。例えば、ボルトン元補佐官(トランプ大統領に解任され、その後、ウクライナ疑惑に関する重要な事実を証言できると公言)。
しかし共和党が上院過半数を握っているので、ペロシ議長の思うようにはいかない。民主党内でも、これ以上の時間稼ぎに反対している議員も出てきた。逆に、共和党でもロムニー議員など、ボルトン氏の証言を聞きたいという議員もいる。そのなかで、とりあえず上院裁判を開始して、証人召喚は後で考えるという方向になる可能性が高い。
この時点で、民主党が大統領罷免に必要な3分2の上院採決を得ることは現実的ではない。しかし、選挙前で世論を味方につけたいので続けてきたが、その効果は期待できない感じ。この以上何も出てこないし、疑惑だけで大統領の職を奪うことに、納得しない国民も多い。
結局、民主党はそれなりに人気があるトランプ大統領と、次の選挙でまともに戦っても勝てない可能性を考えて(現役大統領が負ける可能性は低い)、ロシアンゲート、ウクライナ疑惑と色々な手を使ってきたが、もうその手も使えないタイミングに入ってきた。強い候補もないまま、選挙突入となる。