老人福祉・介護事業の倒産、4年連続で100件超え 過去最多に 東京商工リサーチ調査
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注目のコメント
東京商工リサーチの発表はこちらですね。
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200107_01.html
上半期の流れ同様、中小零細企業(従業員数、資本金)、訪問介護、社歴5年未満という属性はかわりないようです。
再建ではなく、消滅型の破産が多いのですね。
地域別に見ると、大阪府、東京、神奈川が多いようで、競争の激しさと、労働者が他の仕事の選択肢が多いことが要因かもしれませんね。
逆に地方は倒産が少ない。。。
倒産というデータだけではなく、事業閉鎖や譲渡なども知りたいところですね。そういうデータってあるのかな?
国の介護人材の方向性としては、マネジメントができるエリート介護職と、最前線で活躍する多様な人材層の介護職、という二つを確保することを目指していることは自明です。
とはいえ、発信が後者に偏っており、後者から前者にキャリアアップしていく道が険しすぎて、介護職の魅力ややりがいの発信がかえって現任者に対して実現不可能な内容に写ってしまっている気がします。半端に二律背反している間に、淘汰は進んでいきますね。
労働者にとっては待遇の改善が少しずつ見られますが、経営側にとっては厳しく、介護報酬を上げるしか多くの事業者を救えませんが、絶対に国は出来ないでしょう、、、倒産は100件程度ですが、廃業や事業所閉鎖は、比べ物にならない数だと思います。
原因は、
小規模な在宅支援事業者は、人材不足と利用者離れ。
入居施設や住宅系事業者は、過大な借入れと入居者率低下です。
背景には2通りあり、
利用者の暮らしを真剣に支え経営効率の上がらない社会資源型経営と、時代の流れに乗って新規参入した素人型経営。
後者については「去るべき者は去る」べきです。
現在の介護業界の窮境は、政治、行政、経営、現場、それぞれに原因があり、やるべき事がある事を、認識する必要があると思います。