[東京 6日 ロイター] - 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅安の108円ちょうど付近。イラン情勢の緊迫化を手がかりにリスク回避の円買いが活発化し、朝方に一時107.77円と昨年10月10日以来約3カ月ぶり安値を更新した。

仲値にかけて108円台へ値を戻した。久々の円高水準とあって国内勢が買いに動いたといい、108.12円まで切り返した。

しかしその後は108円を挟んだ水準で一進一退。イラン側が近く報復に踏み切る可能性を警戒する声が出回る中で「久々に米中対立以外のテーマを得た短期筋が、売買を活発化させている」(FX会社幹部)という。