低インフレとの闘い長期化、新たな政策枠組み必要=SF連銀総裁
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デフレになれば実質賃金は上がるので「インフレ」という一つの事象にこだわり人為的にインフレを上昇させようとする「闘い」がよく理解できません。インフレになったからといってそれだけで失業率の改善に直結しているとも思えず、実体経済が好転する結果インフレになるものと理解しています。
やはり、購買力ではなく、表面上の名目賃金の上昇が人を満足させるからでしょうか?低インフレの中で米国も日本も、そして欧州も雇用環境は悪くない・・・ インフレ率が上がると失業率が下がるトレードオフ関係を示すフィリップ曲線は死んだと言う人達が現れ始めて随分時間が経ちました。「低インフレとの闘いが長期化する可能性がある」というけれど、フィリップ曲線が死んだなら、誰のための戦いか (・・?
インフレに先立って賃金が上がることはありません。金利にしても同じです。賃金上昇がインフレに遅れ、虎の子の預金の価値がインフレで下がる庶民にとって、物価は安定しているのが一番で、インフレが起きれば生活は苦しくなるのが必定です。インフレで確実に得するのは、賃金を含む仕入れ値より売値が先に上がる企業と、借金を抱えた政府です。2%のインフレが安定だ、インフレは皆を幸せにする、という説そのものを疑って見る必要がありそうに感じる昨今だけど、どうなんでしょう。「低インフレの危険性についてFRBの目標から10分の数%ポイント低いだけだとして一蹴。一方で低金利により金融システムが過剰状態になることへの懸念を示した」カプラン総裁の側に共感を覚えます。私が共感してどうなるものでもないけれど (^^;格差拡大で民間部門が貯蓄超過になりやすく、お金の需給で決まる金利が上がりにくいある意味ニューノーマルな状況にありますから、財政も含めた政策枠組みも変わってくるでしょう。