• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

焦点:イラン司令官殺害、米政府の法的根拠に疑問の声

6
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • 米国カリフォルニア州弁護士(専門:移民法)

    アメリカ第一主義のトランプ大統領であっても、歴代の大統領と同様、国外の戦争や紛争に引き込まれていく構造があるとすれば、それが何かを理解する必要があります。アメリカが戦争をすることによって、多くの被害が出るからですが、今わかっていない事は、具体的にどのような情報がトランプ大統領に報告されていたかです。イラクの米国大使館への攻撃も含めて、ソレイマニ司令官が裏で糸を引っ張っていたことは疑う余地がないとしても、すでに過ぎた事後のことではなく、これから起きうる未来の事件に関して、司令官の緊急殺害を要する根拠は何だったのでしょうか。

    ソレイマニ司令官が、これまでのイラクでの挑発や紛争の黒幕であった事について疑っている人は、民主党政治家も含めて、アメリカ国内では少ないと思います。問題は今回にアメリカによる殺害が「予防攻撃」であったかどうかです。一刻も争う危険がアメリカ人に襲いかかっていて、ソレイマニ司令官がその攻撃の指示をだしていた、従って直ちに司令官を殺害しなければその計画が実行に移されていたという場合は、予防攻撃として法的にも認められるはずで、それに対して文句を言うアメリカ国民は少ないはずです。

    国内では、予想通りというか当然ですが、事前通知を受け取っていなかった民主党は、一斉にトランプ大統領を非難しています。イランに攻撃を仕掛けたことによって、よりアメリカ人を危険にさらし、長引く戦争になれば、多くのアメリカ兵が犠牲になります。大統領選挙を前に、この問題はさらに政治色を濃くしていく可能性もあり、本来国際治安問題であったにも関わらず、ベトナム戦争のように長引けば国内事情に変わっていくことも危惧されています。アメリカ人がもっとも気にするのは、国際問題そのものよりも、戦争でのアメリカ兵への犠牲と、経済的コストに他ならないからです。

    今後、トランプ政権は何らかの情報開示を議会にする必要があり、さらに戦争になれば、予算も含めて議会の承認が必要になります。同時に民主党も、さすがにイランの味方のように国民に思われると困りますので、その点は国益を守る姿勢を崩すわけにはいきません。イラク戦争のときも、間違ったインテリジェンスではありますが、議会は承認をしたわけです。その意味でも、大統領選挙を直前にして、民主党は世論も気にしながら、難しい判断を迫られると思います。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか