青学大が2年ぶり総合V!逃げ切って令和初の王者 「やっぱり大作戦」で覇権奪還
コメント
注目のコメント
ナイキの厚底シューズによる記録の伸び方を見ていたら、昨年の青学がアディダス縛りでなかったら高確率で今年6連覇となって、中央大学による最多連覇記録に並んでいたかと思うとかなり残念
好天も影響して超高速駅伝だった、というのが正直な感想。10時間台が普通になってしまいましたね。
青山学院は3分のアドバンテージをうまく使って逃げ切りました。この大学、というか原監督の素晴らしいところはピーキングと選手の見極め。逆に、原監督の存在がリスクとも言えて、彼が陸連とかに行ってしまったときに誰が代わりに指導・見極めするのかという点が心配になってきました。
東海大は舘澤でもっと詰めるはずが、青山学院谷野も素晴らしい走りで1分しか詰まらなかったのが誤算。57分17秒だったら2分は詰まるのに。黄金世代が抜けますが、高校生のリクルートは上手ですからまたいい選手が入ってくるのでしょう。
4年の土方・浦野といった主力が抜ける国学院は来年が正念場。14分30秒を切る高校生も3名ほど入るようですが、高速駅伝に対応するためには現有戦力の底上げが絶対条件でしょう。
星・遠藤という28分台ランナーがいる帝京は来年も有力校でしょう。3区区間2位遠藤選手は順調にいけば学生トップクラスのランナーになれそう。
東京国際は往路の貯金を上手に使って、無理せず走った印象。大エース伊藤・真船といった4年生が5人抜けますので、ビンセントを中心として現1-3年生の奮起が必要。
明治は昨日の5区から流れ良く、6区前田が好走し7区阿部が故障明けながらも区間新。これでシードは固くなりました。4年生は2人しかエントリーされていませんので、経験者が多く残るのは来年へプラスですね。
往路でコケてしまった東洋と駒澤はさすがに強くてしっかり復路走ってきましたが、それゆえ往路が勿体なかった。相澤という大エースが抜け今西という山下りのスペシャリストも抜ける東洋は、ブレーキした西山が奮起するのかそれ以外の新たなスターが生まれるのか。駒澤はいい加減往路ベタを直さないと優勝できません。毎年同じなんですよね、、、。
早稲田は近年山をそれほど苦手にしていませんでしたが、今年は酷かった。中谷・太田・鈴木といった実力者を生かすためにも山のスペシャリストの育成が待たれますね。
今年の2020年4月入学の高校生は中央が力を入れてスカウトしています。あと上野裕一郎が監督就任した立教もかなりいい選手をスカウトした模様。立教のスカウトは100回大会(多分枠が増える)に向けての布石でしょうね。青学大の皆さまおめでとうございます!そして、本当にお疲れさまでした。
この日の為に、レギュラーメンバーもそうでないメンバーも相当な努力をされてきた結果だと思います。
青山学院は近年本当に強くなりましたね。昔は優勝争いどころか、シード権すら取れない時期も多くあった中で原監督就任後は安定した実績がでているのを鑑みると、原監督のチームビルディング力の凄さを感じます。
以下、原監督のチームビルディングの考え方の参考記事です。
ーーーー
青学・原監督「管理職の仕事は管理じゃない」
https://toyokeizai.net/articles/-/151440
ーーーー
この考え方は、ビジネスでも本当に役立つと思います。
現代社会のマネジメント層の仕事は多岐にわたっており、マイクロマネジメントは物理的に難しくなっていると思います。
原監督は「相談してくる人」(従業員)に育てるのが大切と言っておられますが、その大前提として相談できる上司(管理職)・相談できる社風になっている必要があると思います。
青学大のように皆が当事者意識を持ち、考えて動ける組織であれば本当に強い組織になると思います。
なこの様な理想的話をすると「当社では無理だ」「自分にはできない」という事を言う方が一定数いらっしゃいますが、青学大も少し前までは組織としては弱い状況でした。
諦めずに根気強く取り組み続けることの大切さを改めて感じた、青学大の優勝でした。