【松井証券】2020年 年頭のご挨拶

コメント

注目のコメント

• 大原 啓一

  株式会社日本資産運用基盤グループ 代表取締役社長

  ・2020年01月02日

  昨年後半のオンライン証券各社による各種手数料無料化の動きについて、経営環境が異なる米国の経営事例を単純に日本に焼き直すことに対する懸念は同感です。
  株式売買委託手数料等に依存しない収益構造を十分に構築できていない証券会社が今後この競争を生き残り、付加価値のあるサービスを利用者に提供し続けられるようには思えません。
  一方、そうした悲観的な見方も要因のひとつですが、2020年以降は日本においても金融業界の産業構造の変革が大きく進むことを予想しています。
  ブローカレッジ及びアセマネ事業利潤が更にゼロに近づくにつれ、特に販売過程を担う金融機関の機能分化が「販・販」分離等の形で進み、そのなかで地域銀行や証券会社、運用会社等を巻き込む再編が出てくることを予想しています。