学校の働き方改革「以前」の問題―残業の「見えない化」と「Why タイムカード?」(妹尾昌俊)
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注目のコメント
「校長や教頭の多くは、職員室で忙しすぎる人は感覚的には分かっているとは思います。ですが、時間というデータも見ながら、業務量の調整をしたり、業務や健康の相談にのったりするように動くために、出退勤管理は重要です。決して教育委員会から『やれ』と言われたからやっているのではありません。」
→感覚的にわかっていないから、管理できていない。「やれ」と言われてやっとやるというのが実情かと思う。
先日年休が取れていない先生方に取るように指示が出た。
理由は5日以上取らない教員がいると、学校が罰金30万円取られるから。
決して教員の健康管理のためではない。
そして、取れていない先生方のほとんどは、「取りたくても授業が多過ぎて、振り替えできない。無理して振り替えるなら、取らない方がマシ」という声。
つまり、休むと回らない仕事量を普段からこなしていることに気づいていない管理職が問題のようにも思われる。
学校経営の難しさは理解しているが、限られた人員をどう扱うかを問われていることに気付けるかが最大の問題。こういう記事を見るたびに思う。働く時間だけ先に改革するんじゃなくて、働く仕組みを改革しないといけない。「戦を略すこと、それが戦略」という言葉が身につまされます。
努力の方向性、手段と目的、そもそものイシュー。色々なものが間違ったまま、2020年も進むのでしょうか。どれもなるほど〜と唸りました。
特に3つ目の理由に非常に頷けました。
一方で、万一の精神疾患等に罹った方が、過少申告(テキトーに記録していた本人の責もありますが)であった故に保護されないという可能性はあるのでしょうか。
残業記録の寡多のみにより、以後の保護範囲が規定されることはないですよね…。ちと心配。