小売販売額11月は前年比2.1%減、前回増税後2カ月目よりマイナス幅拡大
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ちなみに、小売業販売額を季節調整済み指数でみると、前月から4.5%上昇となります。
ただ、9月で+7.2%盛り上がって10月で▲14.2%落ち込みましたから、駆け込み前の水準までまだ戻ってません。
なお、前回増税前後の動きをみると、2014年3月に+8.3%増えた後4月に▲13.7%減り、5月は+3.4%でした。
結局、政府がいろいろ増税対策やった割には、悪影響が軽減されていないということでしょう。
台風もありましたし、そもそも前回より経済環境弱いですから。「商業動態統計速報」は増税で値上がりする分も売上額に含んでいるはずなので、モノやサービスの販売量がどう動いたかはちょっと微妙なところだけれど、表面的な売上金額は9月に前月比+7.2%増え、10月に▲14.2%落ちて11月は+4.5%戻った形です(季節調整値)。
NPで何度か使った例ですが、微妙なところは無視して荒っぽく言うと、毎日10個食べてたお餅が増税で9個しか買えなくなって、増税前に1個先食いすると、消費は10個→11個→8個→9個と動きます。増減率で見ると+10%→▲27%→+13%です。なんだか、実際の動きと似ているように感じませんか?
8月も前月比+4.6%増えていてそこにも駆け込み需要が一部含まれているだろうこと、10月は駆け込み需要の剝落だけじゃなく台風などの影響もあっただろうことを考慮にいれて、結果的に増税後の消費の水準がホントに分かるようになるのは、もうちょっと先かも知れません。
外需の落ちで製造業の元気が消えかける中で、景気を支えているのは個人の消費。有効求人倍率も失業率も近年最高の水準ですし、駆け込み需要の剝落がからしっかり立ち直って堅調さが続いてくれるよう念じます (^.^)/~~~フレ!