[ドバイ 25日 ロイター] - イラン労働通信(ILNA)が25日に報じたところによると、イラン当局は複数の州で携帯端末からのインターネットアクセスを制限している。

イランでは、先月のデモの混乱で死亡した人を追悼する集会や新たなデモが26日に計画されており、ソーシャルメディアで参加を呼びかける動きが広がっている。

ILNAが通信情報技術省の関係筋の話として伝えたところによると、アルボルズ州、クルディスタン州、ザンジャーン州、イラン西部地域、および、南部のファールスで携帯端末からの海外サイトへのアクセスを治安当局が遮断しているという。他の州のネットアクセスにも影響が出る可能性もあるという。

イラン当局は、ガソリンの突然の値上げに抗議するデモが各地で広がったことを受け、混乱収拾に向けて11月にもネットのアクセスを1週間ほど遮断している。