[東京 20日 ロイター] - 総務省は、地方債発行総額を11兆7336億円とする2020年度計画を発表した。前年度からは2.3%の減額となる。市場公募は3兆8500億円と想定し、7年連続で発行総額の32.8%とする方針だ。

発行総額のうち、普通会計分は前年度比1.6%減の9兆2783億円、公営企業会計分は同4.7%減の2兆4553億円となる。資金区分別では、公的資金を前年度比0.7%減の4兆7547億円、民間資金を同3.3%減の6兆9789億円とした。

市場公募額は14年度以降、総額の32.8%に据え置いてきた。20年度も同水準とし、住民参加を除く「全国型市場公募」では3兆8200億円を計上した。

借り換え分を含めた市場公募予定額は7兆0900億円と、前年度と変わらない。年限別では10年債と5年などの中期債を据え置き、それぞれ3兆9000億円、1兆4000億円程度とする。超長期債は1兆8000億円程度で、前年度から1000億円増やす。