[ワシントン 15日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>は、2件の墜落事故を起こした旅客機「737MAX」の生産を休止または縮小することを検討している。事情に詳しい関係筋が15日、明らかにした。

この関係筋によると、ボーイングの取締役会は15日から2日間の日程で定例会議を開いており、生産計画について早ければ16日夜にも発表する可能性がある。

シアトル・タイムズは15日、取締役会では経営幹部が提案した生産休止が検討されると報じた。

関係筋はロイターに対し、さらなる生産縮小よりも休止の可能性のほうが高いが、休止には数週間かかる可能性があるとの見方を示した。

ボーイングは15日、「生産に関する決定は引き続き、運航再開の時期と条件を踏まえて行う。これは規制当局の承認に基づくもので、国・地域ごとに異なる可能性がある」とする声明を発表した。