[ロンドン 13日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストは13日の調査ノートで、強気派の投資家が来年序盤にかけて株価を引き続き押し上げると予想した。

同社のマイケル・ハートネット氏は「ブレグジット(英の欧州連合離脱)と貿易戦争を巡るリスクが後退するため、市場(価格)は2020年第1・四半期に急伸する下地が整った」とした。市場心理の「ブル・ベア」度合いを測る「振り子メーター」は18カ月ぶりの強気水準にあるという。

ハートネット氏は米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)による支援、12日の英総選挙での与党・保守党の単独過半数獲得、米中通商合意を巡る報道が「2つの主要なテールリスクと、米ドルで残存していたリスクプレミアムの解消」をもたらしたと指摘した。

BofAが調査会社EPFRのデータを分析したところ、11日までの1週間に債券ファンドは91億ドルの流入超、株式ファンドは17億ドルの流出超だった。