野村ＨＤ、米Ｍ＆Ａ助言会社買収で合意 20年3月末に完了予定

［東京　１２日　ロイター］ - 野村ホールディングス（ＨＤ）<8604.T>は１２日、米国で再生可能エネルギー分野のＭ＆Ａ（合併・買収）を手がけるグリーンテック・キャピタル・アドバイザーズを買収することで合意したと発表した。関係当局の承認などを条件として、２０２０年３月３１日の完了を見込んでいる。

野村ＨＤは買収の狙いについて「グリーンテックが強みを持つ分野の深い業界知識やノウハウの提供が可能になり、グリーンテックは、当社が有する幅広い商品・サービスやビジネス・プラットフォームを活用できるとともに、アジア市場でのビジネス展開の足がかりを獲得することになる」と説明している。

コメント

注目のコメント

• 佐藤 茂

  CoinDesk Japan Adviser

  ・2019年12月12日

  気候変動を巡っては各国の利害が衝突して一筋縄ではいかないだろうけど、ESG投資が拡大する中、民間企業は今後、再生可能エネルギーや他の環境保護に関連する事業や企業への投資・買収を拡大するだろうと思われます。
  
  いま企業改革に積極的な野村HDですが、今後の展開はさらに注目すべきだと感じます。
• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2019年12月12日

  日本の金融機関には珍しく…というといささか失礼ですが、目的が明確な買収ですね。
  個人的には、野村證券には頑張ってもらいたいです。
  世界に通用する日本の金融機関がなくなるのは、多分日本の為にマイナスだと思うので…
• 冨田 修平

  株式会社 LifeHack 代表取締役

  ・2019年12月13日

  野村ホールディングスが、再生可能エネルギー分野専門のM&Aアドバイザー会社「グリーンテック・キャピタル・アドバイザーズ」を買収することで合意したとの事。
  
  何かの業種に特化してM&Aのアドバイザー業務を行っていると、その業界にとてつもなく詳しくなります。
  業界未経験者に対しての立ち上げコンサルなんかは間違いなくできちゃうレベルになります。ましてや業界のベテランの方とも対等な知識レベルで会話することが可能になります。
  もっと言うと、1事業所のみで運営しているベテラン経営者より業界について詳しく、課題の解決策を知っていたりすることはザラにありますね。
  
  野村ホールディングスは、再生可能エネルギー分野に本気で力を注いでいくんだろうし、強くなっていくんだろうな、と思いました。