[東京 10日 ロイター] - セブン-イレブン・ジャパンは10日、過去に残業手当の一部支払いが不足していたことが判明したと発表した。同社保有のデータで確認できたのは2012年3月支払い分から2019年11月支払い分までで、従業員3万0405人分、合計約4.9億円だった。

残業代未払いは労働基準監督署からの加盟店への指摘で判明した。2001年10月から2019年11月までの間、残業手当の計算式に使用する数値に誤りがあったという。これを受けて過去にさかのぼって確認した結果、2001年9月以前も残業手当が支払われていなかったことが判明したにもかかわらず、支払いが行われてなかったという。

これを受けて永松文彦社長は月額報酬の10%を3か月減額する。

(石田仁志)