金融庁が検査マニュアル廃止、地銀に戸惑い
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金融庁が検査マニュアルを廃止したのは良いことだと思います。
これまでは検査マニュアルがあったため、銀行は長らく金融庁のご機嫌を伺い保守的な取組を行ってきました。
しかし、ここに来て検査マニュアルを廃止しても、自行の戦略を立てたり、デジタル化の取組を推進する要員が行内で育っていないため、取組に躊躇してしまうのが現実に起こっていることです。
その一方、金融庁も規制官庁としての道を歩んで来たため、日本の金融を戦略的に構造的に変える取組に慣れていません。ですので、戦略的な指導ができず、結果として、銀行は放置されます。
下記の取組はその代表的なものです。
https://newspicks.com/news/4433444/?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid2216088&utm_medium=urlshare&utm_source=newspicks
私がコンサルティング会社に従事しているからではないですが、銀行も金融庁も外部の人材を抜擢して、戦略の立て直しを図っていくことが重要だと思います。銀行の内部のマニュアルや会計指針があるので直ぐには混乱にはならないでしょう。
良い点は、同じ取引先について他行と格付けが違うことだけをもってルール上、問題になる事はなくなること。
IFRSなどでも事例が今後蓄積されていくのでそれらも参考にしていくのでしょうか。
移行期はアドバイザーが忙しくなりそうですね。金検マニュアルの重要性が分かっておられない方もおられますが、どこから玉が飛んでくるか分からない金融検査について、金融庁として暗にポイントを指示してくれる存在であり、金融機関としてもコスト削減やリスク判断に大いに活用してきたものです。
これがなくなったあとのコミュニケーションを具体的にどうするのか、これは本当にインパクトの大きい問題なんです。