[ロンドン 2日 ロイター] - 英調査会社ICMがロイターの委託で実施した最新の世論調査によると、12月12日投開票の総選挙を控え、ジョンソン首相率いる与党保守党の支持率が1ポイント上昇し42%となった。

対する野党労働党も1ポイント上昇し35%。この結果、両党の支持率の差は7%ポイントと横ばいだった。その他、欧州連合(EU)残留派の自由民主党は13%と変わらず。ブレグジット党は1%ポイント低下の3%だった。

調査は11月29─12月2日の期間、2029人を対象にオンラインで実施した。

ICMの調査によると、回答者の30%は保守党が過半数の325議席を獲得するものの、超過議席数は50議席に満たないと予想。一方、保守党が375議席以上獲得すると予想した割合は20%だった。

また、約25%の回答者がどの政党も過半数を獲れない宙づり議会(ハングパーラメント)になると想定。労働党が勝利すると予想したのは10%だった。

ICMの調査で宙づり議会の可能性が高まったことを受け、英ポンドはさえない値動き。対ドル<GBP=D3>で0.1%安の1.2935ドル。対ユーロ<EURGBP=D3>では横ばいの0.8554ポンドだった。

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