[パリ 2日 ロイター] - IHSマークイットが発表した11月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.7と、前月の50.7から上昇した。

速報値の51.6から小幅に上方修正された。

好不況の分かれ目となる50を上回り、5カ月ぶりの高水準となった。

内訳では、2カ月連続で減少していた新規受注が増加に転じた。顧客の需要が拡大していることが浮き彫りとなった。

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「11月のフランス製造業は全面的に良好な結果となった」と指摘。

「生産の伸び率は、低迷が続いているものの、5カ月ぶりの高水準だ。新規受注が再び拡大したことが寄与した。また、企業は引き続き追加の人員を採用しており、雇用創出ペースは2018年7月以降で最高だ」と述べた。

フランスではこのところ製造業の好調さが際立っている。内需が相対的に力強いほか、ドイツに比べて貿易依存度がはるかに低いことが背景。