iPS備蓄、支援打ち切り伝達 内閣官房担当者、山中教授に:時事ドットコム
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注目のコメント
ちょっとそれますが、メリケンNSFの最大プログラムの一つであるERC (Engineering Research Center) プログラムでは、政府投資ざっと年間~$1-2Mで10年間、5年目からは企業からの同額 cost shareが存続条件、10年目以後は政府資金打ち切りで企業投資のみで存続、そうでなければ閉鎖、のサイクルですねぇ (詳細少しちがうかもですが←おじさん記憶)
メリケンNIHの同規模センタープログラムP01も10年サイクルですねぇ NIHは特定疾患の臨床研究の前提があるので、企業 cost share 必要はありませんが 10年以後延長は可能ですが初回同様の審査が必要ですねぇ (詳細少しちがうかもですが←おじさん記憶)
いずれの場合も、数年に一度の公募、peer review (その他イロイロ)を経て、1ー2件の投資先決定になります
メリケンとポケットの深さが絶対的に違うので、そのままの比較はできませんが、学ぶ部分はあると思いますねぇ、センターレベルの投資における、分野のダイバーシティ維持、投資決定と資金使途の透明性、基礎と応用(臨床)研究の投資バランスなどは
制度自体は、お役人の方々はもちろんご存じではあると思います (webにのってますので) ただ、学ぶべきは制度そのものではなく(ポケットの深さ違いすぎるので)、その設計思想なんですねぇ そういう意味では、ワタシの専門(キカイ設計)と似てますねぇNPのiPS特集のコメントのなかで、取材や記事に対する批判がありましたが、主な理由は「失敗」というタイトルや、最初から失敗を決めつけている等が多かったと思います。特に学者や研究者の方々からそのような声がありましたが、研究を批判する人はいないです。「失敗」は、税金の使い方、その額や管理や権限のあり方、そして大学内のポリティクスです。
研究で失敗する事は当然ですし、思うような結果が出なかった事も全然ありです。多分それを批判する人はいないと思います。しかし、リソースは限られています。無駄にお金が使われていなかったのかという検証を政府がしないのであれば、メディアがして当然ですし、メディアの義務です。政府予算が1000億円だったがどうか忘れましたが、センセーショナルな言い方をすれば、日本の貧困の子供の記事も出ていたと思いますし、その予算の一部をもっとメリットのある形で使えた可能性もあります。
NPの特集を批判されている研究者の方々にお伺いしたいのは、今27億円をお渡しすれば、同じような使い方をされていましたか?という事です(よく記事に建物の写真が出てきますが、まさかあの建設費にも使われたのでしょうか)。皆さん、研究予算が限られているなかで、医療や科学のために、本当に頑張って頂いていると思います。しかし、ノーベル賞で予算が無茶苦茶膨れ上がったとしても、同じようなお金の使い方をされていましたか?
納税者が聞きたいのはそこだと思います。そのお金の使い方が「業界」の常識的な基準を離脱していたら、そこは批判されて当然ではないでしょうか。我々素人には分からないので、一般の人にもわかりやすく、多少はセンセーショナルに書かれた記事が、NP特集だったと思っています。例えば、このjiji.comの記事を読んでも、何が何か分からないですよね。そういう事です。