ながら運転 きょうから厳罰化
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罰則が厳しいかどうかではなく、自らと混合交通の中での他者の安全を考えれば、ながら運転は絶対にやってはならないものです。
それでもながら運転が後を絶たないものだから、ルールで縛られてしまう。厳罰化はドライバー自らが招いたと言っても過言ではないでしょう。ながら歩きも同じですが、横断歩道を横断中でもスマホから目を離さない人を運転席から見ているとゾッとします。車を運転していて思うのは、いわゆる「ながら運転」をしている人に罪の意識はないんだろうな、ということ。道路交通法違反の立派な犯罪であるという認識がないから、高速道路でも当たり前のようにハンドル片手に電話をしている人を見かける。
赤信号で渡ってはいけないことは幼稚園児でも知っているので、赤信号を渡る人には多少なりとも罪の意識もあれば、周囲を見回して注意するぐらいのことはする。
重要なのは厳罰化ではなく、ながら運転が違法であることを、赤信号や一方通行の逆行と同じぐらい、やってはいけないこととして浸透させること。そのための教育や広報活動をしっかりやることではないか。
ほんの20.、30年前までは、シートベルトなんてしている人は少数派だったけど、いまではしっかり定着しているのだから。運転中は運転に集中しろというのは至極ごもっともで反論する余地はない。
だけど、注視の定義が曖昧で、たまたまカーナビをチラ見しただけなのに警官に「お前カーナビ見てただろう」とか言われたときに反論するのは難しいだろう。つまり、警察のノルマ稼ぎに乱用される危険性も考えなければならない。