ブルームバーグ氏、出馬表明-大統領選の民主党候補者指名争いに参戦
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これジレンマ。民主党は本戦で勝たない意味がないが、予備選でリベラルな候補者(例:ワォーレン氏)が勝ち抜いても、トランプ大統領に勝てる見込みはない。スイングステート(激戦州)において、リベラルな候補者が支持される可能性は低いからだ。しかも今回の弾劾公聴会で、トランプ大統領の支持率が上がったというデータもある。
そんな中、中道派のブルームバーグ氏は、本戦で勝てると見込んでいるはず。事実、民主党の救世主になる可能性もある。ただ、コアなリベラル民主党員は、イデオロギー的にブルームバーグ氏に一票を投じたくない。トランプ大統領もビリオネアなので、一人一票の「民主主義」とはほど遠い、お金にものを言わせたビリオネア対ビリオネアの対決になるからだ。テレビの広告も高いし、選挙運営のワーカーも雇わないといけない。カーマラハリス氏はお金が底をついて、今後立候補を取り下げる可能性があるぐらい。結局お金か、という事を認める事は、ある意味リベラルに取っては「敗北」でもある。
「敗北」を認めて本戦で勝ちに行くか、イデオロギーに拘り、本戦のリスクを取るか、ブルームバーグ氏の出馬はリベラルの弱点を表面化したと言える。