国内初のベンチャー社債基金 あおぞら銀、総額100億円
日本経済新聞
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ベンチャーデットがスタートアップエコシステムにとって良いものとなるかどうかは条件設定によって決まる。
元本返して欲しい、利息も欲しい、エクイティも欲しいの3本揃い踏みで、資金がないと倒れてしまうスタートアップは、単純にエクイティをとった場合との資本コストと比較して飛びついてしまう可能性があるからだ。
あおぞら銀行の人たちは、エコシステムを発展させるという目線で、エクイティを入れるVCと協力しながら、スタートアップからむしり取るのではなく更なる成長をサポートするようなディール作りをして欲しい。特に日本の組織VCは初期は正しいことをするものの時間が経つにつれてだんだん条件が辛くなっていく傾向があるので、そのようなことがないようにして欲しい。
競争も重要だ。似たスキームを提供する他の金融機関と条件について健全な競争があって初めて、ディールタームは健全性を維持できる。日本ではこれまで出ては消えのベンチャーデット構想だったが、あおぞら銀行に引き続いて他の金融機関のベンチャーアームもぜひチャレンジして欲しい。あおぞら銀行であれば単純なファンドとしての収益のみならず投資したベンチャー企業が将来成長した時にクライアントにできるという旨味もあるのでいい戦略だと思います。