【対談】あなたが転職に「苦労する」理由
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著者です。人材ビジネスの未来シナリオをなぜ書いたのかという背景であり、人材ビジネスに対する愛と危機感を黒田 真行さんと一緒に語ってきました。
私は人材エージェントの仕事が大好きで、転職(新しいチャレンジ)を支援して納得感の高い会社に入ることが出来て、同時に企業は欲しい人材を採用出来て、そして、自分達はビジネスとして最後に成功報酬でお金を頂くという、みんながhappyな仕事だと思ってます。顧客起点で頑張ると、最後に結果が返ってくる。
だけど、自社起点というか、ビジネス起点が強すぎると、顧客起点が歪む。結果として、誰も幸せにれならない。特に、普通にやってればこの仕事は絶対楽しくて、やりがいあるはずなのに、数字や業績に追われて、この仕事を楽しめてない人が多すぎる。ホント、もったいない。。。
それでも業績が上がってきいたときは、まぁそれでもいいかってことだけど、今後はindeedであり、wantedlyであり、更に他の新しいサービスであり、価値がたくさん出てくるはず。適当なサービスやってると、絶対にディスラプトされる。
メディアはプラットフォーム価値を考えないといけないし、エージェントは介在価値を考えないといけない。人材ビジネスはカスタマー起点で考える時代になっていくと信じてます。リクルート出身のお二人がズバッとこれを言い切っていることにすごい価値あるなぁー。
Indeedが求職者ファーストで情報の非対称性を切り崩したとはいえ、求人企業がジョブディスクリプションや人材要件をソリッドに定義すればするほど、応募以前でそこに当てはまらない人が増えてしまうのも事実。
企業が理想論で求人しがちなところを、現実目線で多様な人材の組合せでうまくチームとしてパフォームできるように要件定義のアドバイスをしていくのが人材業界の役割になっていくのかな。2018年に転職した人は329万人で、8年連続の増加となりました。
読者の皆様の中にも転職経験がお有りの方も多いかと思います。
しかし、転職サービスの現場には求職者が自分に適した会社にすんなり転職できないような問題が山積しているようです。
リクナビNEXTやマイナビ転職といった大手や中小のサービスを活用したけど、なかなかうまくいかなかった…という方は、少なからず「業界の構造問題」の影響を受けているのかも知れません。
キャリアの中で転職が当たり前になりつつある中、転職サービスを手掛ける人材業界はどのように「経済合理性」を越えて進化していけばいいのか。
業界を熟知する元リクルートの二人からの提言です。