[東京 20日 ロイター] - 菅義偉官房長官は20日午前の会見で、「桜を見る会」に安倍晋三首相夫人による参加者推薦があった点について、長官自身は承知していなかったことを明らかにした。

内閣官房による参加者選定に首相夫人が関与していたのかという点について「安倍事務所が幅広く参加者を募る過程で夫人の推薦があったということだ。最終的に決めるのは内閣官房だ」として、直接関与していたわけではないとの認識を示した。

招待者の内訳についての参加者名簿がない中で、「首相関連の参加者が1000人」と国会で報告したことについては、関係者からの聞き取りの結果であると説明した。

共同通信によると、大西証史内閣審議官は20日の衆院内閣委員会で、安倍晋三首相事務所が「桜を見る会」への参加希望者を募る際には昭恵首相夫人による推薦もあったと明らかにした。

(中川泉 )