[ソウル 19日 ロイター] - 北朝鮮の国営メディアは19日、金正恩朝鮮労働党委員長が国内2カ所の水産物加工場を視察したと報じた。制裁解除に向けた米国との協議が難航するなか、経済的自立を高めるための取り組みとみられる。

金委員長は、2016年からの「5カ年経済戦略」の柱となる「自立的な」発展に向けた取り組みを一段と強化している。

労働新聞は、金委員長の視察の様子を写真入りで、2ページにわたり報じた。

労働新聞と朝鮮中央通信社(KCNA)によると、金委員長は、工場マネージャーの熱意を評価したり、一部の人を平壌に招待した。

KCNAによると同委員長は「人々の生活を向上させるため戦っている」と強調した。