[13日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)が今年実施した利下げは経済成長を脅かす向かい風を相殺してきたと述べる一方で、下方リスクを注視していくと語った。

デイリー総裁はブルームバーグTVとのインタビューで「FRBの緩和政策は米経済に対する衝撃や逆風を相殺する上で十分と考える」と語った。

同時に、世界経済が減速し通商交渉が長引いた場合や、不透明性が企業支出を圧迫、もしくは「製造業活動の減速による影響が消費者信頼感に波及し始めれば、見通しは著しく変化する可能性がある」とし、「そうなれば指標を見極め、状況を再評価していく」と述べた。